医療事務 2024.06.26

医療事務にはどんな資格がある? 転職時、気になる資格について(1)

医療事務にはどんな資格がある? 転職時、気になる資格について

医療事務になるために資格は必要ではありませんが、スキルアップや転職を有利に進めるために資格取得は有効な手段です。本記事では、医療事務に関連する主要な資格を紹介します。

医療事務の資格 メディカルクラーク

「メディカルクラーク」は、医療事務の資格の中で最も知名度が高いものの一つです。この資格は、医療事務技能審査試験に合格することで取得できます。

【試験内容】

  • 学科試験: 医事法規一般、医療保険制度
  • 実技I試験: 院内コミュニケーション
  • 実技II試験: レセプト点検

試験を主催するのは一般財団法人日本医療教育財団で、受験資格は特に設定されておらず、誰でも受験可能です。医科の試験は毎月、歯科の試験は奇数月(1月、3月、5月、7月、9月、11月)に実施されます。すべての試験で得点率が7割を超えると合格です。

未経験者が医療事務への転職を目指す場合でも、メディカルクラークの資格を取得していれば、医療事務に関する幅広い知識・スキルを持っていることを証明できます。

医療事務の資格 レセプト点検業務技能検定試験

医療事務の資格 レセプト点検業務技能検定試験

「レセプト点検業務技能検定試験」は、日本医療事務協会が実施する試験で、レセプト点検業務に特化しています。受験費用は6,600円です。

【受験資格】
以下のいずれかを満たす必要があります。

  • 日本医療事務協会認定レセプト講座を修了した者
  • 高校、専門学校、短期大学、大学などの受験申請者
  • 一般受験申込者

試験は資料の持ち込みが可能で、合格難易度は比較的低いです。合格すると履歴書に「日本医療事務協会主催 レセプト点検業務技能検定試験 合格」と記載できます。

医療事務の資格 医療事務検定試験

日本医療事務協会が実施している「医療事務検定試験」は、受験料7,700円で、受験資格は特にありません。

【試験内容】

  • 学科試験:医療保険制度、高齢者医療制度、公費負担医療制度 等
  • 実技試験:医療費の計算

合格すると、「日本医療事務協会主催 医療事務検定試験 合格」と履歴書に記載できます。医療保険制度や診療報酬算定に関する一般的な知識を証明でき、合格率も比較的高いため、未経験者にもおすすめです。

医療事務の資格 診療報酬請求事務能力認定試験

医療事務の資格 診療報酬請求事務能力認定試験

「診療報酬請求事務能力認定試験」は、公益財団法人日本医療保険事務協会が年に2回(7月と12月)実施している試験です。受験料9,000円で、受験資格は特にないため、誰でも受験が可能です。

【試験内容】

  • 学科試験:医療保険制度、公費負担医療制度、医療関連法規 等
  • 実技試験:レセプト作成、レセプト点検

この試験は難易度が高いため、十分な事前準備が必要です。合格すると、就職や転職がしやすくなり、給与が優遇されることもあります。

まとめ

本記事では、医療事務を行う際に役立つ資格の一部をご紹介しました。
医療事務検定試験は、医療事務に関する基本的な知識と技能を測定するための試験です。資格を取得することで、医療事務の専門性を証明し、キャリアの幅を広げることができます。興味のある方は、しっかりと準備をして試験に臨んでみてください。

なお、ここで紹介した以外にも多くの医療事務関連資格があります。さらに詳しく知りたい方は、「医療事務にはどんな資格がある? 転職時、気になる資格について(2)」もぜひ確認してみてください。
自分に合った資格を見つけ、目標に向かって努力を続けましょう。資格取得は、あなたのキャリアを大きく前進させる一助となるでしょう。

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