医療事務の勤務時間は?気になる残業や勤務時間について
医療事務は、安定した職場環境と専門性を活かせる仕事として人気の職種です。しかし、実際の勤務時間や残業の実態については、不安や疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、医療事務の一般的な勤務時間と残業の現状について、詳しくご説明していきます。これから医療事務を目指す方の参考になれば幸いです。
雇用形態で異なる医療事務の勤務時間
医療事務の正社員としての勤務時間は、1日7~8時間が標準的です。多くの医療機関では、診察時間に合わせて医療事務スタッフの勤務時間が設定されており、診察開始時刻が9時の場合、受付業務の準備のため8時もしくは8時半からの勤務開始となるのが一般的です。
一方、パートタイムやアルバイトの場合は、より柔軟な勤務時間の設定が可能です。半日勤務や週4日勤務など、曜日や時間帯を調整できる医療機関が多く存在します。
また、受診者が多い時間帯に合わせて、10時から昼過ぎまでといった時間帯で勤務することも可能です。このような柔軟な勤務体系により、パートタイムやアルバイトはより働きやすい環境だと言えます。
医療事務の休日事情
休日の取得については、所属する医療機関の休診日のスケジュールに合わせて設定されるのが一般的です。土曜・日曜・祝日を全て休診とする医療機関もあれば、土曜日は午前のみ診療を行うところもあります。
大学病院などの大規模医療機関では、1ヶ月あたりの休日数を設定し、固定の休診日とは別に休日を取得できる制度を導入しているケースもあります。中でも正社員の場合、土曜日の勤務が求められる医療機関が多いのが現状です。
医療機関によって休日の体制は大きく異なるため、求人情報を探す際には、自身の希望する条件を明確にしておくことが重要です。
医療事務の残業について
医療事務を志望する方の中には、残業の有無を重視している方も多いでしょう。医療事務の残業は通常30分から1時間程度と比較的軽度であり、長時間におよぶ残業はまれとされています。
ただし、正社員の場合は日常業務の遅れや診察時間の延長により、残業が発生する可能性が高まります。また、連休明けなどは受診者数が増加する傾向にあるため、業務量が増えることもあります。
医療機関では受付時間を過ぎても、最後の受診者の診療が終了するまでは業務が継続するため、状況によって勤務時間が延びることもあるでしょう。
残業が発生しやすい時期とは
医療事務の業務において、残業が発生しやすい時期は大きく分けて二つあります。一つ目は、レセプト(診療報酬明細書)の作成時期です。毎月10日頃が締め切りとなるため、月初めから10日頃までは通常の窓口業務に加えてレセプト作成業務も重なり、帰宅時間が遅くなることがあります。
二つ目は、季節特有の症状が多く見られる時期です。内科や小児科では冬季のインフルエンザや風邪の流行期、耳鼻科では春先の花粉症の時期など、季節性の疾患により受診者数が増加する時期には、残業が発生する可能性が高くなります。
おわりに
一般的に医療事務の勤務時間は、正社員の場合は7~8時間の定時勤務が基本となります。しかし、パートタイムやアルバイトではより柔軟な時間設定が可能です。
残業については、レセプト提出期限が近い月初めから10日頃までの期間や、季節性の疾患が増加する時期に発生する傾向があります。
自身のライフスタイルに合った働き方を実現するためには、雇用形態や勤務時間、残業の可能性などを総合的に考慮しながら、求人情報を探していくことをお勧めします。
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