気になる医療事務の給与水準 給与を上げる方法についてもご紹介
医療事務は、スキルアップができて働きやすい職種として人気がありますが、気になるのはその給与面ではないでしょうか。
この記事では、医療事務の給与水準と、給与をアップさせるための方法について詳しく解説していきます。
医療事務の平均的な給与
医療事務の収入は、全国平均で見ると年収250万円から350万円程度となっています。しかし、地方部では180万円程度まで下がることもあり、また勤務する医療機関の規模によっても大きな差が生じます。
大学病院などの大規模施設と個人クリニックでは、待遇面で相当な開きがあるのが現状です。
それでは次に、雇用形態ごとの平均給与を詳しく見ていきましょう。
正社員の平均給与
医療事務の正社員の給料は、だいたい月16万円から20万円くらいと言われています。しかし、これはあくまで目安の金額で、大きな病院で働くのか小さなクリニックで働くのか、また都会なのか地方なのかによって、実際の給料は結構変わってきます。
確かに給料だけを見るとそれほど高くないかもしれませんが、病院によってはボーナスや退職金がもらえるところもあるので、そういった面でメリットを感じる人も多いようです。
パートタイマーやアルバイトの平均給与
パートやアルバイトの時給は、概ねその地域での最低賃金を超える、キリの良い金額からスタートするのが一般的です。例えば大阪なら2024年10月から最低賃金が1,114円に上がっています。
月収はシフトの入り方や働く時間で変わってきますが、具体的に計算してみると、時給1,000円で週4日、1日4時間働いた場合、月の収入は64,000円ほどになります。
月収だけを見るとそれほど多くはないかもしれません。しかし、残業がほとんどないうえに、自分の予定に合わせて働く時間を調整できるので、特に子育て中の方にとっては、仕事と家庭を両立しやすい魅力的な仕事だと言えます。
医療事務が給与を上げるための方法とは
医療事務の仕事にやりがいを感じていても、「このままの給料で大丈夫かな?」と不安に思う人もいるのではないでしょうか。せっかく好きな仕事として続けていくのであれば、少しでも収入を増やしていきたいところだと思います。
そこで、医療事務として働きながら、具体的にどうやって給料をアップさせていけるのか、実践的な方法を見ていきましょう。
資格取得や昇進を狙う
給料を上げたいなら、やはり自分のスキルを磨いていくことが大切です。仕事の幅を広げたり、専門性を高めたりすることで、昇給のチャンスも増えていきますし、給料の相談をする時にも「自分にはこのような強みがあります」と自信を持って言えるようになるでしょう。
具体的には、医療事務の資格を新しく取得したり、パソコンの使い方をさらに勉強してさまざま仕事をこなせるようになるなどです。また、今の自分の仕事以外にも「あの仕事も覚えてみたい」と積極的に先輩に教えてもらうのもいい方法です。
こういった積み重ねが、将来の給料アップにつながっていきます。
より条件の良い医療機関へ転職
今の職場の給与や待遇に物足りなさを感じるのであれば、自分の希望により合った医療機関への転職という選択肢も検討してみる価値があります。
ただし転職を考える際は、自分が求める条件が現実的なものなのか、客観的に判断する必要があります。
また、新しい職場では人間関係をゼロからスタートさせることになるので、その心の準備も大切なポイントとなります。
パートやアルバイトとして働いている方の場合、生活スタイルと両立できるのであれば、正社員としての転職を視野に入れてみるのも収入アップへの有効な手段の一つといえます。
おわりに
ここでは、医療事務の給与水準についてご紹介しました。
正社員の場合は月収16万円から20万円程度、パートやアルバイトはその地域の最低賃金に近い金額での時給からが、一般的な水準となっています。
給与面では決して高いとは言えませんが、医療事務の仕事は働く環境が整っているケースが多く、その点は大きな魅力といえます。
将来的に収入を増やしていきたい場合は、資格の取得や専門スキルの向上に取り組んで昇給を目指したり、より良い条件の医療機関への転職を検討してみてはいかがでしょうか。
会員登録がまだの方へ
- 転職エージェントからのスカウトが届く
- 非公開求人にもエントリーできる
- 転職サポートを受けられる
他にもさまざまなメリットが受けられます。まずはお気軽にご登録ください。